生きていることを当たり前だと、
朝目覚めて一日を始めることを当然だと、
思ってはいないだろうか。
今日、とても大事な人の苦しみと
リンクするようなことがあった。
大事な人の苦しみだから、わたしも苦しい。
とても胸が痛く、自分の無力さを思い知る。
その痛みを、一時でも癒したくて
手を伸ばしたものから、
同じ苦しみを味わい、生き抜いた人がいたと知った。
なんてサプライズなんだと思ったし、
涙が止まらなくなった。
今までは、分かった気でいたそういった痛みを
ほんとは全然わかっていなかったと気付いた。
人生は永遠ではない。
当たり前のことだし、頭ではみんな分かってる。
なのに、人はそれをいとも簡単に忘れてしまう。
明日がくると、疑いもしない。
でも、明日がくる保証はどこにもない。
誰にもないし、誰も予測はできない。
なのに、人は目の前のくだらないことに
一喜一憂して、愚痴ったり、嫌だと投げ出したり
うざいと言ったり、めんどくさいと言う。
わたしたちは、意味なく生かされている人はどこにもいない。
必ず、意味があり、得るべきもの、知るべきこと、成すべきことがあるから、ここにいる。
生きていられていることだけで、すごいこと。
奇跡なのに、誰も感謝をしない。
せいぜい、何かあった時ぐらい。
わたしたちは、もしかすると
明日命を終えるかもしれない。
もしかしたら、とっても大事な人が命を落とすかもしれない。
そうなった時、初めて、当たり前だと思っていたことが
どれほどに与えられていたものなのかを感じる。
美味しいものを食べて幸せを感じること、
朝日を浴びることができること、
大事な人におはようと言えること、
笑ったり、泣いたり、走ったり、苦しんだりできること。
素晴らしい自然を見られること。
好きな所に行けること。
ここにきてやっと、いろいろな後悔をする。
あの時、大好きだと言えばよかった。
あの時、ごめんねと言いたかった。
あの時、駆けつけてあげればよかった。
もっと、優しくしてあげればよかった。
もっと、喜ばせたかった。
すぐに、会いに行けばよかった。
その時すぐに、すればよかった。
ありがとうと、言えばよかった。
ぜんぶ、当たり前なんてない。
いつかは、来ないかもしれない。
今日が最後かもしれない。
後回しにしてはいけないこと
というのがある。
時間がないと人が知った時
最も多くの人が想うのは、
大事な人のこと。
ケンカをしたまま日を置かないこと。
どんなことがあっても、
ほんとに大事な人に変わりないのであれば
絶対にそこから逃げないで。
むかつく!傷付いた!
と怒りをぶつけたっていいんだから
それでも、離れないで
ちゃんと手を繋いで。
あなたが大好きだからこそ、こんな感情になると
ちゃんとその時に伝えること。
してあげられる時間は、思ったより
ずっと少ない。
突然、残り時間がわずかだと知ることだってある。
そうなったとしても、時間は待ってくれない。
どんなに勇気のいることでも、
気恥ずかしいことでも、
"その時"は今しかない。
大事な人に思いを届ける行為のすべて、
それより大事なことなんてある訳がない。
その手が温かく、
やさしくあなたを包んでくれている
今この瞬間をどうか大事にしてほしい。
明日でいっか、と先送りにしないで。
そのあたたかい手と触れ合えるのは
与えてもらった奇跡なんだから。
〜最後まで読んでくれたあなたへ〜
急にどうしたの?
と思われたかもしれない。
気持ちが溢れ、どうしてもここに残しておきたかった。
そして、後悔をしてほしくないと思って
ここに書き残しておきたかった。
どうか、あなたを
そして
あなたを愛してくれる人すべてを
大事にしてほしい。
お互いに、後悔のない人生にしよう。
素晴らしい人生を生き抜こう。